
幼い頃、眠る前には必ず父に絵本を読んでもらっていた。
あたたかいお布団に包まりながら、
母と妹と一緒に父のおはなしを聴くのがとっても大好きだった。
久しぶりに本棚の整理をして手に取った絵本。
あまんきみこさんの『バクのなみだ』
ゆめの花に囲まれているやさしくて恥ずかしがり屋のバク。
ミュウがいてくれてよかった。
やさしい語り口とやさしくやわらかな色彩で描かれているこの絵本。
いろんな想いや願い、歳を重ねて少しずつだけれどいろんな気持ちを分かるようになった今だからこそ、
生きていくことの難しさやもどかしさ、せつなさをぎゅっと感じます。
もしもこの絵本を手に取ることがあったら、そっとページを開いてみてくださいね。